DEMOCAR

  • HOME
  • DEMOCAR
  • ポルシェケイマンGT4 富士スピードウェイテスト 1分55秒台突入

ポルシェケイマンGT4 富士スピードウェイテスト 1分55秒台突入

このエントリーをはてなブックマークに追加

富士スピードウェイにてスポーツ走行枠を利用してデモカーケイマンGT4 2回目のサーキットでの走行テストを行いました。前回の1回目のテストでの反省点を踏まえ、GT4標準20インチタイヤでの足回りセットアップを実施。

dsc00204-2

タイヤはミシュランパイロットスポーツCUP2と同グレードのケイマンGT4標準装着タイヤのダンロップ SPORT MAXX Raceを装着。現在デリバリーされているケイマンGT4の殆どにはミシュランパイロットスポーツCUP2が装着されている様ですが、一部のロットではダンロップが装着されてきます。うちのデモカーもダンロップが装着されてました。

dsc00212-2

ケイマンGT4の場合、全体的にサスペンションが柔らかい印象でブレーキング時やコーナーリング進入時に過剰な加重移動が生じてしまいます。1コーナーやBコーナーなどのフルブレーキング時には特にステアリングの取られやフラフラとした症状を経験されていると思います。(前回の車載映像参考)ブレーキングオーバーを生じ易くドライバーに取っては乗っていて「怖い」「不安定」といった印象が残ります。

dsc09869-2

サーキットに持ち込む前に予め前後の重量バランスの変更行い、ダウンフォースが掛かった状態・ブレーキング時の姿勢・加速時トラクションが掛かったときの状態を想定しサスペンションのセッティングを実施。セッティングの詳細内容はシークレットなので公開出来ませんが部品の交換は必要最上限で比較的リーズナブルにセットアップが可能です。ご来店のお客様には随時施工させて頂きます。

dsc00152-2

サーキットでの走行早々、前回の車の印象とは全く別物に仕上がり、フロントはよりクイックなハンドリングで旋回性が増しステアリングも切り込んでいってもしっかりとタイヤが応答し安心してステアリングを切り込めます。

img_0142

フロントのクイックな動きに合わせて若干の足回り挙動は修正が必要でした。ここはケイマン・ボクスター特有のストラット形状がネックな点です。タイヤの接地面を見る限り奇麗に摩耗しアライメント値は最適な様です。リアタイヤのトラクションをもう少し掛けた方がコーナー出口で有効な為、走行インターバル間に車高・スタビライザー・タイヤ空気圧の調整を実施。

dsc00216-2

4〜5通りのセットアップを試し20インチのロープロタイヤでのサーキット走行時の最適な空気圧を見つける事も出来ました。大径タイヤでのスポーツ走行時の空気圧は意外な結果でした。笑 このあたり当日一緒にテストさせて頂いた数台のGT4とデーターを共有する事が出来皆さん軒並みタイムアップをする事が出来ました。

この日は最終的に1分55秒4を記録紙大幅にベストラップを更新する事が出来ました。標準20インチタイヤを装着し前回の反省から55〜56秒ぐらいかなと予想していましたが、条件が整えば54秒台も確実と思われます。純正20インチタイヤで走行されているGT4オーナー様には是非お勧めさせて頂きたいサーキット走行向けの足回りセットアップが完成しました。

file  advan_ad08r_photo 02-04-785x1024

次回はいよいよ19インチ化と国産ハイグリップラジアルを装着し更なるタイムアップを狙ったセットアップの実施と最適なサイズ銘柄の選定を行っていきます。足回りは純正ダンパーを使用してさらなるアップデートを加えていく予定です。

乞うご期待下さい!

まずは、お気軽にお問い合わせください。

下町の文京千駄木にショップを構えるサンライズブルバード千駄木は、オーナー様のニーズに合わせて様々なチャレンジを続けてきました。現在では、ヨーロッパ車の足まわりのスペシャルショップとしてはもちろん、インテリア・エクステリアからエンジンまわりまで、半世紀以上にわたる豊富なノウハウをお客様にフィードバックできるよう、常に新しい情報・技術を積極的に取り入れています。