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HighSparkCoilイグニッションコイル強化と熱対策パーツ取付

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981ケイマンGT4でサーキット走行時に起こりやすい車両トラブルにイグニッションコイル不良によるエンジンミスファイアがあります。デモカーのGT4でも過去にサーキット走行中に何度かエンジンミスファイアトラブルに見舞われたことがあり、その原因はイグニッションコイルでした。あわられる主な症状としては・・・

・エンジンチェックランプ点灯

・PSM故障、継続走行可能というエラーメッセージ

・車両に振動が出る、ガタガタ変なエンジン音になる

・アクセルを踏んでもブルブル言って加速しない

などが症状として現れます。初期症状の時にはエンジンを切って再始動すると解消してしまうものもありますが、エンジンが冷えている時よりも温まっている時の方が発生頻度の多いトラブルです。

純正イグニッションコイルはこれまで3回ほど部品番号変更が行われており、純正部サプライヤーメーカーもBorgWaner / BERU と2メーカーの物が存在しています。どの純正部品番号もテストを行っていますがどちらもトラブル発生しています。原因を調べていく過程で981ケイマン・ボクスターのエンジン・イグニッションコイルのみ、むき出しの状態で装着されている点に気がつきました。987系ケイマン・ボクスター、991系カレラ・GT3はアルミ製のヒートシールドによってコイルがエキゾースト熱から守られています。

実際、スーパー耐久に参戦しているポルシェ981ケイマンGT4クラブスポーツでも同様のトラブルが幾度と発生し、トラブルの原因探索・トラブルシューティングを今年の24時間耐久レースで検証させてもらいました。レギュレーションの関係で指定部品以外の取り付けはできませんが、コイルへの熱対策を施すことでトラブルを解消できました。

981系ケイマン・ボクスターでのミスファイアの大きな原因として「コイルへの熱害問題」「イグニッションコイル本体の不良」という2つの点に着目しました。今回強化品として採用したコイルは「High Spark Ignition Coil」外見こそロゴ以外の違いは見当たりませんが、内部に使用されている絶縁樹脂、マグネットワイヤーなどの素材を見直すことで信頼性の高い製品かつ、安定した強力なスパークを発生させるコイルです。

スパークプラグにはBOSCH製純正 4極スパークプラグを使用しています。市販のイリジウムプラグやレーシングプラグは電極が細くミスファイアを誘発する可能性が高く、純正品の使用をお勧めしています。

 

装着後には富士スピードウェイでのスポーツ走行、ETCCスプリントレースでのロングランテストを行いましたが安定したエンジン性能と低中速トルクがより太くなり、エキゾーストサウンドが太く、非常によいエンジンレスポンスに仕上がりました。これは実際に装着いただいたユーザー様からも同意見をいただいています。

イグニッションコイル・スパークプラグはあくまでも消耗部品です。強化品に交換したからトラブルフリーというわけではなく、寿命が来たら交換が必要になりますが、純正コイルに比べハイスパークコイル+熱対策を施すことで長持ち、不要なトラブルを避けることができます。

特にサーキット走行が多い車両ではマストと言えるエンジンの熱対策部品です!

部品の詳細・費用などは店舗までお問い合わせくさい。パーツは常時店頭にて在庫しております。

 

 

まずは、お気軽にお問い合わせください。

下町の文京千駄木にショップを構えるサンライズブルバード千駄木は、オーナー様のニーズに合わせて様々なチャレンジを続けてきました。現在では、ヨーロッパ車の足まわりのスペシャルショップとしてはもちろん、インテリア・エクステリアからエンジンまわりまで、半世紀以上にわたる豊富なノウハウをお客様にフィードバックできるよう、常に新しい情報・技術を積極的に取り入れています。