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ピレリ・スーパー耐久シリーズ開幕戦 富士24時間耐久レース参戦 レースレポート

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ピレリ・スーパー耐久シリーズ 開幕戦となった 富士 SUPER TEC 24時間耐久レースが9月4日-6日に開催されました。コロナウイルス感染拡大による影響を受け、スーパー耐久シリーズの開催がずれ込み当初6月に開催予定だった富士24時間耐久レースが9月にリスケジュールされ、実質のシリーズ開幕戦としてスタートしました。

スーパー耐久  ST-Z クラス(FIA GT4車両)

チーム名:バースレーシングプロジェクト BRP  / ゼッケン #19号車

車両名:BRP★SUNRISE BLVD 718GT4MR

車両:PORSCHE 718 CAYMAN GT4 Clubsport MR

Aドライバー : 福田幸平 / Bドライバー:松本武史 / Cドライバー:塩津祐介 / Dドライバー:奥村浩一 / Eドライバー:霜野誠友 / Fドライバー:一條拳吾

9月4日(金)に行われた公式予選にはAドライバー:サンライズブルバードの福田幸平、Bドライバー:松本武史が担当し、Aドライバー+Bドライバーの合計タイムで決勝レースのスターティンググリッドが決定されます。Aドライバー福田幸平は予選 クラス5番手タイムの1分51秒046を記録、Bドライバー松本武史選手は1分50秒206を記録し、結果クラス6番手、総合12番手からの決勝レースとなりました。スーパー耐久へ参戦し初めての予選とあって限られた時間内でのタイヤのウオームアップ・予想を超える高い気温と路面コンディションに悩まされタイムは思うよに伸びませんでしたが24時間の決勝レースを見据えると予選順位はあまり重要ではありません。

迎えた9月5日(土)決勝レース当日、総合12番手から24時間後のゴールを目指しBドライバー 松本選手が乗り込みレーススタート。スタート直後から空は真っ黒な分厚に雲に覆われ始め時折雨粒を感じつつレース開始1時間半が経過した時点で雨が本降りとなりセーフティーカーが導入。このタイミングで#19号車もピットINを行い、Bドライバー松本からAドライバー福田にチェンジ。福田は降雨量が増し完全なウェットコンディションの中走行を続け、日が落ちた18時過ぎにはナイトセクションとなり暗闇の中降り続く大雨と戦いながら順調にラップを重ねます。

いよいよスコールのような強烈な雨量となりコース上は完全に川・・・コース上にマシンを止めるのが精一杯な状況下で再びセーフティーカーが導入されそのままレース赤旗中断。その後4時間におよぶ中断後の22時過ぎに再びレースが再開。再開後にも雨は降ったり、

夜中もルーティンのピットインでの給油作業・タイヤ交換作業もミスなく行われ、止んだりと非常に難しいコンディションの中、各ドライバーはスピンや接触などなく順調に周回を重ね夜明けを迎えます。

レース開始から一睡もしていないチームメカニックたちも夜明けとなるとかなりお疲れ気味に…夜明けとと共に徐々に雨も弱まりつつあり日が昇ると路面状況は一気にウェットからドライへと急変。チームもタイヤ交換のタイミング・ドライバー交代のタイミングを探りながらまだまだ大忙しです。

タイヤの履き替えタイミングを誤るとラップタイムを一気にロスしてしまい、タイヤも壊れてしまい最悪の場合バーストなんてことも起こります。耐久レースでは終始タイヤを労わりつつタイムを出して走行することが要求される為、ドライビング中にタイヤの状況を感じることは極めて大切です。

気温が上がって完全なドライコンディションの中、福田が再びマシンに乗り込みました。順調にドライ路面での走行を行ってはいましたがエアコンシステムのトラブルにより、窓の曇りを取るためにヒーターを作動しなくてはならず、車内温度はグングン上昇し窓の開かない車内は蒸し風呂状態になり予定よりも早いタイミングでピットインにてドライバーチェンジを行いました。今まで体験したことの無いぐらいの暑さで体は完全にギブアップしてしまいました。。。汗

その後もドライバー交換を行いながら車両にもトラブルが発生することなく、最終的にクラス5位、総合13位でチャッカーフラッグを受けました。ポルシェは、ドイツのニュルブルクリンク耐久レースなどでもそうですが、長距離レースでのマシンの信頼性が非常に高く、コンスタントにラップタイムを刻むことができることが最大の特徴でしたが、今回4時間の赤旗中断、10回にも及びセーフティーカー・FCYが導入されたことで実際のレースディスタンスは24時間から大幅に短いレースとなりました。しかしながらレースウィークを通してドライ路面、セミウェット路面、フルウェット路面とほぼ全ての路面コンディションでのマシンの状態・タイヤの状態を経験出来たことは第二戦以降のシリーズを戦う上で非常にプラスになるレースを終えることが出来ました。

 

レースへの参戦に向けてご支援いただいているスポンサー、サプライヤーの皆様、会場へ駆けつけていただいたり、オンラインにてレース観戦をいただいて応援していただいた皆様、ありがとうございました。引きつづき10月10-11日の第二戦スポーツランドSUGOラウンドもよろしくお願いいたします。

 

メディア情報:

Autosport Web :

予選レポート https://www.as-web.jp/domestic/620373  / 決勝前レポート https://www.as-web.jp/domestic/620753

決勝レポート https://www.as-web.jp/domestic/620864?allhttps://www.as-web.jp/domestic/620908https://www.as-web.jp/domestic/621254?all

 

スーパー耐久公式サイト:

決勝レポート1 : https://supertaikyu.com/topics/16984/ ,  決勝レポート2 : https://supertaikyu.com/topics/17002/

 

Reported by  ドライバー サンライズブルバード福田幸平

 

 

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下町の文京千駄木にショップを構えるサンライズブルバード千駄木は、オーナー様のニーズに合わせて様々なチャレンジを続けてきました。現在では、ヨーロッパ車の足まわりのスペシャルショップとしてはもちろん、インテリア・エクステリアからエンジンまわりまで、半世紀以上にわたる豊富なノウハウをお客様にフィードバックできるよう、常に新しい情報・技術を積極的に取り入れています。