先週末・先・先週末と2週連続で関東地方では大雪に見舞われましたね。未だ山梨や山間部では道路が寸断され、電車も運休しているとの事ですが・・・一刻も早い復旧を願いばかりです 🙁
さて、大雪に見舞われた先週末は、大阪・岡山へ出張へ行っておりました! 😉
まず岡山で訪問させて頂いたのは弊社でも取り扱いさせて頂いておりますポルシェ用LSDで大編好評いただいております”オーエス技研”です。今回これまでの商品知識の習得、LSDのセッティングやら諸々・・・勉強会?打ち合わせを兼ねて訪問させて頂きました。 😆
今回はその一部をご紹介させて頂きます。こちらの写真は日頃皆様のお車に装着させて頂いているオーエス技研スーパーロックLSD, TCD-LSDの加工素材・製品内部部品になります。現在ポルシェ用機械式LSDのラインナップでは、スーパーロックLSDと、TCD-LSDを販売しております。使われる素材鍛造素材が使用され、他社製品に比べ抜群の強度・耐久性を製品精度を持ち、ディスクプレートをスプリングで抑え込むことでチャタリング音が発生せず唐突な効きが出ないのがオーエスデフの最大の特徴です。
昨年発売されたばかりのポルシェ・ケイマン&ボクスター PDK用 TCD-LSDは、PDKトランスミッション内の非常に限られたスペース内に厳しい品質チェックをクリアしようやく完成したこだわりのLSDなんです。 😆 開発担当者いわく・・・相当苦労したそうですwww 装着された皆様はご存知かと思いますが、ホントに装着した??と思うほどマイルドな作動が特徴的です。アクセルを踏み込みトルクが掛かればしっかりと路面とつかみ十分なトラクションを発揮します。
左がTCD-LSD、右がスーパーロックLSDに使用されているLSD内部のディスクプレートです。両商品の違いはこのディスクプレートにあります。ディスク表面の溝が少なければディスク表面のオイルも少なくなるわけです、ディスク同士が密着すれば瞬時にデファレンシャルロックへと移行しシャープな効きとなります。
反対にディスク表面に溝・穴があればディスク表面のオイルは保持されやすくなりロックへの移行もよりマイルドな物に仕上がります。ディスク表面のオイル保持が多ければよりディスクの摩耗も抑えられるため耐久性も大幅に向上します。デフケースの問題で限られた枚数のディスクしか使用できない条件や、ハイパワー・負荷の大きい条件が想定される車両にはTCDのみがラインナップされているのはこのためです。
LSDの作動特性としてはポルシェ用LSDでは一般的に1.5WAYに設定されております。純正オプションで採用されるLSDは殆ど減速側での作動が強く、加速側での作動は殆どないそうです。近年の車両は電子制御の介入がある為、でたらめにLSDの効きを強くしてもタイムアップにはつながらないとの事、扱い易く足回りやタイヤのグリップに合わせたセッティングに合わせることで、アクセル連動してコントローラブルな非常に楽しい車に仕上げることが出来ます 😆
その点これまでに装着させて頂いているポルシェ・ケイマン&ボクスター用スーパーロックLSD、TCD-LSDは非常に車とのマッチングも良く素晴らしい商品です!
実はオーエス技研ではLSDの開発はつい最近の話との事、元々は自社設計・自社開発されたツインカム・4バルブエンジンの製造を行っている会社なんです。 😯 現在も30年の歴史を経て改良された”TC24-B1″エンジンの製造・販売を行っているそうです。
主にLSD・エンジンの開発を行っているTさんは根っからの車付きとの事で愛車はこちらのNISSAN S30Z!さらにマニアックなことに当時発売されていたオーエス製エンジンを積んだかな~りマニアックなお車に仕上がってました。笑 訪問させて頂いたとき物作りに対する拘り、執念など非常に貴重なお話を伺う事が出来ました。 今回の訪問を機に、お客様へも商品理解をより深めて頂けるよう皆様にご提案させて頂ければと思います。 🙂
オーエス技研の皆様大変お世話になりました! 😀
下町の文京千駄木にショップを構えるサンライズブルバード千駄木は、オーナー様のニーズに合わせて様々なチャレンジを続けてきました。現在では、ヨーロッパ車の足まわりのスペシャルショップとしてはもちろん、インテリア・エクステリアからエンジンまわりまで、半世紀以上にわたる豊富なノウハウをお客様にフィードバックできるよう、常に新しい情報・技術を積極的に取り入れています。