サーキットが似合うケイマンGT4ですが、サーキットを安全に走行する為にはいくつか準備を行いたい所です。ご紹介させて頂きます。安定したステアリングワーク・シフト・アクセルワークを行う為にドライビングポジションを製作する事がお勧めです。
お勧めのメニューとしては、
・バケットシートへの交換
・4点式または6点式ハーネスの取付
弊社ではポルシェ標準装着シートとしても供給されているドイツRECARO社製シートをお勧めしております。数多くの国際規格レースでの装着実積、優れたシートシェルの剛性・人間工学を基に設計された理想的なポジション化、また日本国内においては日本人体系用にモディファイの施された専用モデルRS-G / TS-Gが存在します。
バケットシートへの交換はただ単に軽量化やホールド性を高めるだけでなく、ドライビングポジションを安定させる事で運転が楽になる、疲れにくくなるといったメリットもあります。
今回装着したシートはケイマンGT4のレザーxアルカンターラインテリアに合わせてコーディネートが出来る様、RS-G Alcantara仕様を装着しています。パンチングアルカンターラとアルカンターラ生地は高級感もありシート交換を行ってもレーシー過ぎない所がGoodです!
バケットシートの場合、車種専用ベースフレームとサイドアダプターを使用して車両に固定します。シートの高さ・前後のシート角度を調整する事が可能です。今回はシートバックの立っているRS-Gを使用してポジションをセッティングしています。ポジションのセッティングは実際にオーナーさんに座って頂いてポジションの微調整を行わせて頂いております。
どのシートが自分に合うんだろう?とお悩みの際にはショールームにRS-G / TS-Gの試座シートをご用意しておりますので実際に座ってみて頂きシート選びをご提案させて頂けます。
バケットシート同時に装着したハーネスはPorsche Motorsport GT3カップカーにも標準採用されているSCHROTH RACINGの6点式HANSデバイス対応のProfi2-6Hの赤を使用しています。6点式ハーネスの場合ロータリーバックルがシート下から出るので使用しない時にはクッション下に隠す事が可能です。
バケットシート+ハーネスを装着するとクルマと体に一体感が生まれよりドライビングに集中出来ますし万が一のクラッシュ時にも純正シートに比べ体をプロテクトしてくれます。
今回はステアリングワークもより扱い易くする為に純正ステアリングを取り外しMOMO Mod08のフラットステアリングに交換。純正ステアリングに比べ径がφ350mmと同径ですがグリップ部分が細くなり握り易いです。エアバックが取り外される事でステアリング自体も1~2kgほど軽くなります。
ステアリングはお好みのデザインでOMP・MOMO・NARDIといろんな物が装着出来ますのでカスタムをお楽しみいただける部分ですね。これからサーキット走行を控えているオーナー様、または既にデビューされてもう少し本格的にと検討中の方。ドライビングポジションをまず見直されてみては如何でしょうか?
下町の文京千駄木にショップを構えるサンライズブルバード千駄木は、オーナー様のニーズに合わせて様々なチャレンジを続けてきました。現在では、ヨーロッパ車の足まわりのスペシャルショップとしてはもちろん、インテリア・エクステリアからエンジンまわりまで、半世紀以上にわたる豊富なノウハウをお客様にフィードバックできるよう、常に新しい情報・技術を積極的に取り入れています。