デモカーケイマンGT4にドイツ本国のKWレースエンジニア社と開発を行っていたレース用ダンパー KW Competitoin 3A EXR 3WAYサスペンションが完成しました。
このサスペンションはサンライズブルバードが2年前からニュルブルクリンクVLN/24時間レース参戦をきっかけに、実際にダンパーを装着してニュルを走ってみて、日頃扱う市販ダンパーとのセッティングの幅・ダンパーの動きの違いに驚かされた点が正にこの商品を開発するきっかけでした。
実際ドイツにてポルシェ981ケイマンのレーシングカーに装着してきたKW Competitionダンパーをレースで使用していく過程でサスペンションへの理解・セットアップを学び、日本でこれまで行ってきたKW Clubsport 3WAY / 純正ダンパーを使用したセットアップをベースにKWレースエンジニアと一緒に日本のGPサーキット・国産ハイグリップタイヤに合わせたサーキット走行向け仕様のダンパーになります。
KW Competitionは市販されるKW Clubsport 2WAY/3WAYとは全く似て非なるものなんです。通常KWではポルシェ用ラインナップにツインチューブ正立ダンパーを使用していますが、ご覧の通り今回レース用ダンパーではモノチューブ倒立ダンパーを前後に採用しています。KW = ツインチューブダンパーというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、ダンパーの使用環境・車両・セットアップに応じてモノチューブダンパーも採用しています。
今までデモカーケイマンGT4では、
・完全な純正サスペンション(ノーマル状態)
・純正サスペンション+スプリングチューニング
・KW Clubsport 3WAYダンパーへの交換
既に上記のチューニング内容はstep by stepで納得のいくセッティングは仕上がり日頃皆様のお車へはご提供させていただいております。さらにワンランク上のセッティングを可能にすべく、KW Competition 3Aダンパーの導入しセットアップをさらに進めており非常に素晴らしい製品ができましたので皆様へご報告させて頂きます。
先日筑波サーキットTC2000にてシェイクダウンを行い、デフォルトセッティングながらも非常にバランスが良くかつよく動く良い脚に仕上がっております。バネレートはハイレートにすることなくしっかりと車体をダンパー減衰力で抑え込むことが出来、車の挙動は抜群に今までよりも安定しました。この冬にかけてさらにダンパーのセットアップを煮詰めていく予定です。ケイマンGT4 / 991GT3用にサーキットを走る方向けのダンパーとして十分にお使いいただける日本仕様のKW Competitionダンパーを是非!
レース用ダンパーはガチガチ、ハイレートなスプリングを組んでるから乗り心地悪いんでしょ?なんて思われている方も多いのではないでしょうか?このKWコンペティションダンパーの驚く点は、市販用 Clubsport 3WAYとバネレートはほとんど変わらないので路面の張り付き感、ダンピングの収まりの速さがまるで異なり、非常にフラットで乗り心地がいいんです。お時間がございましたら街中でもぜひ試乗してみてください。
サンライズブルバードはドイツのKW Race engineringと共に本物の走りを求められるユーザー様にはポルシェに限らず最適なダンパーをご提案・サポートさせていただきます。
下町の文京千駄木にショップを構えるサンライズブルバード千駄木は、オーナー様のニーズに合わせて様々なチャレンジを続けてきました。現在では、ヨーロッパ車の足まわりのスペシャルショップとしてはもちろん、インテリア・エクステリアからエンジンまわりまで、半世紀以上にわたる豊富なノウハウをお客様にフィードバックできるよう、常に新しい情報・技術を積極的に取り入れています。