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サーキット走行でこの時期気温が高くなりブレーキがオーバーヒートしてしまう症状が発生していた前期997GT3のブレーキ強化と対策作業を行いました。ブレーキオーバーヒートの原因を特定するために事前にサーモラベルを使用してブレーキ温度を計測、結果フロントブレーキよりもリアブレーキが極端に温度が高いことが判明し、リアブレーキローターへのアップグレードと純正GT3RS用のリアブレーキダクトを流用取付を実施。フロントには既にPFC V3 380mmブレーキローターキットを装着済み、リアはPFC V2 350mmローターキットを今回装着。効率的に熱を排出するベーン、耐摩耗性に優れるレーシングローター、車両下部からローターへ直接風を当てることができる純正エアダクトでブレーキ温度管理が可能になります。同時に破損していたフロントブレーキダクトも新しいものに交換、片側が大きく破損していましたが破損した側だけブレーキ温度が高くなっていたことが判明し、フロントダクトもしっかりと部品の役割を果たしています。ブレーキは適正な温度管理で性能、耐久性に大きく影響します。